後山山荘には雨樋がついていません。
外観がシャープになるということもありますが、雨樋があって長く掃除しないと落葉がたまり、雨漏りの原因になったりするからです。
ただ、雨樋がないと困ることもあります。
垂れ流しにした雨がはねて外壁を汚し、コケなどを生えやすくします。
これを防ぐため玉砂利を敷いて「雨落ち」を作っています。後山山荘には「雨落ち」を周囲に配していますので、ひとつの味わいになっていると思います。
ショパンの「雨だれ」というのは抒情的な感じがする曲ですが、玄関部分の屋根の谷間から落ちる多量の雨水との遭遇となると悲劇的なことになります。これを完全に防ぐことは出来ませんが、後山山荘では、それを受ける大きめの壷を軒下に置いています。
今日の雨は少量でしたが、効果は抜群という感じでした。